2018/07/09

ゲームボーイ ポケットプリンタ エミュレータ(専用機編)

前回はポケットプリンタ(海外ではゲームボーイプリンタと言うらしいです)エミュレータをArduino Unoで動作させましたが、Arduino Unoは他でも使いたいので (^^;)
aitendoで購入してあった あちゃんでいいの と USB-TTL変換 を使い専用機を作ったので忘備録も兼ねて書いておきます。

・CH340Gドライバのインストール(for Mac Sierra以上)
調べたところ、Sierra以降CH340Gを使用したUSB-TTL(シリアル)にはドライバが必要になりました。
詳しくは、下記URLを参照してください。
https://forum.arduino.cc/index.php?topic=332638.0

・Arduino Uno経由でATmega328にブートローダをインストール
詳しくは下記リンクにキチッと書いていますので、ザックリと説明すると。
https://synapse.kyoto/hard/bootloader_writer/page001.html
 1. Arduino UnoとATmega328を接続
 2. Arduino UnoにArduino ISPを書き込み
 3. ツール → ブートローダを書き込む で書き込み
 4. インストール完了!

・あちゃんでいいの にポケットプリンタ エミュレータを書き込み
 1. ATmega328を あちゃんでいいの にセットします。
 2. USB-TTL変換 と あちゃんでいいの を接続して、ポケットプリンタ エミュレータを書き込みます。

これで、USB-TTL変換経由ではありますが、シリアルモニタでデータを表示する事ができます。
これでArduino Unoは別の事に使えます。(^^)
さて、どんなケースに入れましょうかねぇ〜

2018/07/01

ゲームボーイ ポケットプリンタ エミュレータ

この前、GameBoy用のカメラ ポケットカメラにキヤノンのレンズを装着して月を撮影した、というニュースが流れていまして、記事を読んでいると、、、
ポケットプリンタ エミュレータ?!
しかもArduinoで作れる!
私も10年以上前に、中古で買ったポケットカメラを買って暫く遊んで放置(笑)
久しぶりに起動してみると、まだバックアップ用の電池は生きていました。
そして、懐かしい画像が...
これは家で余っている、ATmega328で専用機を作らねば!と思い立ちました。

まずは家にあるArduino Unoを使い動作確認をしました。
・Arduino Uno
・ゲームボーイ 通信ケーブル
うちにゲームボーイ通信ケーブルは持っていなかったため、ゲームボーイ アドバンス用の通信ケーブルの突起をカッターナイフで削り、ゲームボーイに接続できるようにしました。
ゲームボーイと接続し、テスターで導通も確認できました。

・arduino-gameboy-printer-emulator
Githubにありますので clone してきます。
https://github.com/mofosyne/arduino-gameboy-printer-emulator
Arduino IDEからgbp_emulator.ino を読み込んで、ボードへの書き込みをクリックすれば、コンパイル後Unoへの書き込みが終了します。

README.mdに書いてるとおりにArduinoとゲームボーイとの接続を行い、Arduino IDEのシリアルモニタを115200baudにします。
普段、ゲームボーイの通信端子を使っていなかったため、接続エラーが何度か続きましたが、成功するとシリアルモニタにデータが表示されます。

Githubからダウンロードした中に、jsdecoderというフォルダがあるのでその中のHTMLファイルをブラウザで開きます。
シリアルモニタに表示されたデータをコピーし、jsdecoderにペーストするとポケットカメラの画像が表示されます!!
ようやくこれで、ポケットカメラのデータを引き上げる事ができました。

面倒なところは、通信ケーブルの解析とゲームボーイとの接触部分でした。
作者である Ekelerさんには、本当に感謝です!

次はaitendo のあちゃんでいいの+ATmega328を使い、ポケットプリンタ エミュレータ専用機を作ります!